ジャンル別わしの好きなゲーム②

前回の続き。

他人の好きなゲームなんか興味ないわ!って人もおるかもしれんけど、わしは他の人がどんなゲームが好きなんかはすごい興味ある。
自分と嗜好が似てる人がおれば嬉しいし、遊んだことないゲームを熱く語ってたら遊びたくなってくる。
レビューサイトの主のみなさんの好きなゲームの傾向は目に見えるけど、ツイッターとかで知り合った人なんかは顔すら知らない人が多いので、ブログやってたらマイベストを熱く語ってほしい。

今回はデザイナー別の好きなゲーム

【アレックス・ランドルフ
ハゲタカのえじき

ゲッサンで好評連載中の「放課後さいころ倶楽部」でも取り上げられたバッティングゲームの傑作。「ハゲタカ方式」って専門用語もあるくらい他のゲームにも影響を与えている。
シンプルなルールじゃけど、遊ぶと毎回考え過ぎてハゲるんじゃないかという悩ましさを味わえる。
他人の思考を読んで出し抜いたときの「やってやった感」や、たどり着いた末の思考が被ったときの「お前もか!」的な奇妙な連帯感が面白い。

次点で「チャオチャオ」最近新版が発売されたけど、旧版のコンパクトさと禍々しい箱絵が好き。

ランドルフは初心者に安心してオススメできるゲームが多いのが素晴らしい。
ほんとにレジェンドだと思います。
わしは子供用に買った「みんなともだち」で一気にファンになった。



ライナー・クニツィア
「チグリス・ユーフラテス」

わしが初めて遊んだドイツゲーム。このゲームに出会ってしまったおかげで、今のボードゲーム漬けなわしがあると言っても過言ではない。

今考えたら初めて遊ぶにしては敷居が高すぎじゃろうと思うけど、周りの友達に恵まれて最初からこのゲームの面白さにハマって、一時期これだけ遊んでたときがあった。
今遊んでも全く色褪せない、戦略とジレンマが抜群に楽しい。

次点で「サムライ」と「ZERO」を挙げたい。
サムライはチグリスに触発されて、わしが初めて買ったドイツゲームじゃけえ思い出深いので。
ZEROは切れ味抜群の至高のカードゲーム。
ZEROが出来たときの快感はなかなか他では味わえない。

クニツィアジレンマ」って専門用語があるように、あっちを取ればこっちが立たずというジレンマが、好きな人にはたまらんらしい。


【クラウス・トイバー】
「バルバロッサ」

トイバーと言えば「カタン
カタンボードゲーム業界に与えた影響はとてつもなく大きいし、実際わしもチグリスの次に遊んだカタンにすごいハマってた時期があった。

バルバロッサは粘土を使うゲームで、大人のボードゲーム部で最初に遊んだゲームでもある。
その時初対面だった人達とも、このゲームのおかげですぐに打ち解けて大笑いながら遊べた、わしの中ではとても大事なゲームなのです。
システムとして見れば、プレイヤー依存してるところが大きいし、芸術家(テレストレーションでの「画伯」に相当する人)がいると後半ダレてくるし、と欠点もあるけど、それ以上に「何かを形作る」創作の楽しみと、作ったものを理解する(される)喜びが味わえる独特なゲームです。
未経験の人は是非、初対面の人と遊んでみて、自分とは違う感性を感じてほしい。


今回はここまで。まだ続くかも。