ジャンル別わしの好きなゲーム③

前回からの続き。
まだだ!まだ終わらんよ!


【デザイン&メカニクス
「パトリツィア」

わし如きが偉そうにデザインとかメカニクスとか言える立場じゃないのはわかっとるけど、パトリツィアのアートワークの美しさと、システムの無駄の無い美しさは芸術作品と呼んでもいいんじゃなかろうか。
加えて、インストが短くて収束性も抜群という、まさに非の打ちどころがないゲーム。
無駄を無くして何かに特化したものは美しい。
90年代のF1マシンや日本刀、コンコルド等々。
遊んでみて、こんなに美しいと感じたゲームはパトリツィアだけじゃ。


【ヘビー級ゲーム】
「インペリアル」

ここで言うヘビー級は物理的な重さじゃなくて、プレイ時間の長さです。
ボードゲーム用語で「重い」「軽い」のは基本的に時間のことを指すようです。

インペリアルのプレイ時間は約3時間と、6時間を超えるヘビー級ゲームがある中では比較的軽いかなと。
2時間クラスのゲームをやって「軽い」って感じたら、相当感覚がイカれてきてます。ゲーマー廃人認定。

インペリアルは見た目は重厚なウォーシミュレーションに見えて、中身は株ゲームというギャップが面白い。
第1次世界大戦中の国家を裏で操る投資家って設定も好きな人にはたまらんじゃろう。

インペリアルが遊びやすいのは、複雑になりがちなシステムをスッキリ遊びやすくした「ロンデルシステム」のおかげじゃと思う。
ロンデルシステムについては詳しく説明してるサイトがあると思うけえ説明は省きます。

6人で3時間かけて遊んでも、最後までダレずに遊べるという、環境が整えば3ヶ月に1回くらいは遊びたくなる、とても魅力的なゲームです。


次点にシヴィライゼーション
1回だけ4時間を超えて遊んでて途中切り上げになったけえ、完全な評価は出来んけど、とにかく面白かった!
またいつか最後まで遊んでみたい。


バカゲー
「ダンジョンクエスト」

クソゲーじゃなくてバカゲー
愛すべきバカゲー
ダンジョンクエストはダンジョンの奥深くに眠るドラゴンの寝室から宝を盗ってくるという冒険アドベンチャーです。
テーマも箱絵もロールプレイングゲームの王道のような雰囲気じゃし、大量のカードやチット類、プレイヤーコマの造形等、ゲームを盛り上げるための要素は完璧!
なにがバカかと言うと、「とにかく死ぬ」ことです。
トラップやモンスターがそれこそ全力MAXパワーでプレイヤーを殺しにきます。
運良くドラゴンのところにたどり着いても、無残にブレスで焼かれるか、帰り道にトラップにかかって死にます。死ぬんです。
ボードを広げて、カード類を準備して、いざダンジョンへ潜ったら5分で全滅とか普通にあります。
準備時間よりプレイ時間のほうが短い!なんたるバカゲー。これこそキングオブバカゲーにふさわしい。
決してクソゲーとは言ってません。愛すべきバカゲーです。


以上、2014年2月現在のわしのベストゲームでした。

あくまでわしの個人的なベストゲームです。
(そんなに見てる人はおらんと思うけど)人によっては面白さを感じられないゲームもあるじゃろう。感性は人それぞれなので。

でも、ほんとに大事なのはゲームじゃなくて、一緒に遊んでくれるボードゲーム仲間であったり、お店の店員さんであったり、理解をしてくれる家族だったりするわけで、いろんな人達に感謝の気持ち忘れずに、これからもボードゲームを続けていこうと思います。終わり。