ドミニオン

どう見てもカードゲームですが、ボードゲームでもあります。

前人未到ドイツゲーム大賞2009、ドイツ年間ゲーム大賞2009、アラカルト・カードゲーム賞の三冠王に輝いたしろもの。 拡張セットも数多く出ています。

最初にじっくりと考えたデッキを用意してから遊ぶ一般的なカードゲームとは違い
自分のデッキを領土(ドミニオン)と考え、場に出ているカードを購入していき、
カード効果を駆使し自分のデッキを構築しながら、自分の領土を拡大していく。
ゲーム終了時に、自分のデッキ内の勝利点が最も多いプレイヤーが勝ちです。

初期は全員、銅貨と呼ばれる財宝カードが7枚、屋敷と呼ばれる勝利点カードが3枚の10枚から始めます、良くシャッフルし、5枚を手札としてプレイします。

手番の流れは、
1.アクションターン:アクションカードを使用する。
2.購入ターン   :カードを購入する。
3.クリーンアップ ;すべて捨て札にし、自分の山札から新たに5枚引く。

これを繰り返していきますが、常に全て捨てて新たに5枚引き直すので次の手番
を見据えてカードを購入する必要があり、非常に戦略性の高いゲームです。

場には、以下のカードが配置され、その中から手持ちの財宝カードで購入できる
コストのカードを購入します。
財宝カード、銅貨(1コスト)、銀貨(2コスト分)、金貨(3コスト分)
勝利点カード、屋敷(1点)、公領(3点)、属州(6点)
25種類の中から並べられたさまざまな効果のある、10種類のアクションカード

財宝カードを買いすぎてもアクションカードが中々引けずに上手くいかないし
アクションカードばかり買いすぎても財宝カードが足らずに上手くいかないし
勝利点カードばかり買ってると何も行動できなくなって上手くいかない、という
絶妙のバランスで自分のデッキを構築しないとというところが詰め将棋っぽい所以

どのカードをいつ買うか、いつゲームが終わるのか、終わらせるのか。
場の流れを読みながらバッチリ構築して勝った時の達成感はピカイチ。

ドミニオン評価
戦略★★★★★★
運★
難易度★★★(★★)
ハマり度★★★★
プレイ時間60分


遊んでみた感想
正直、すごいと評判は聞いていたがレビュー読んでもさっぱり分かりませんでした
しかしやってみれば面白さはすぐに分かる、という意味でも異色もの。
慣れれば30分程度で終わるのでハマると中毒性が高いです。場に出されるアクションカードの組み合わせの違いでデッキの組み方も変わるので本当によく考えて行動しないと勝てない。そこが面白い。まさに大人のボードゲーム。(藤田)