アクワイア

1979年のドイツゲーム大賞受賞作。
ホテルを立てて株券を買い、吸収合併をして資産を稼いでいくマネーゲームです。

プレイヤーは108マス(12マス×9マス)のボード上に、毎ターン一回だけ自分の手札(英数字パネル)五枚の中から任意の場所にパネルを配置して、二枚以上のパネルが繋がればその上に6種類あるホテルの一つを建設できる。
その後6種類のホテルの株券を三枚まで買うことができる。

ホテルの吸収合併は、隣接したホテルのタイルの枚数が多い方が少ないほうを吸収する。
吸収された方のホテルはタイルから取り除き、また違う場所のタイルの上に建設することができる。

株券は自由に売ることが出来なくて、ホテルが吸収されて潰れたときに、そのホテルの株券を、一番多く持っている人と二番目の人だけに配当が現金として入ってくる。現金収入のタイミングはその時だけ。

タイルの枚数が増えるほど(ホテルが大きくなるほど)株券の価値は上がるけど、現金化するにはホテルを潰さないといけない。

株券を買うには現金が必要で、現金を得るにはホテルを効率よく潰していかなければいけない。
そうやって、ホテルの吸収合併を繰り返して巨大になって規定の大きさになったらゲーム終了。
精算して一番現金を多く獲得したプレイヤーの勝利。

アクワイア 評価

戦略★★★★
運★★★(★)
難易度★★★(★)
プレイ時間★★★(60分〜90分)
先見の明★★★★★

遊んでみた感想

勝つための戦略と運の要素がバランスよく組み合わさった良いゲーム。
現金が尽きて手詰まりになったときの置いてけぼり感が悲しい。
取っつき易く奥が深い、良いボードゲームのお手本のようなゲーム(前田)